これからの「ひとづくり」におけるポイント
私が大切だと考えるポイントは「出会い」です。自分の住むまちに存在する様々なひと・もの・ことを知り、興味を持ち、学ぶことで、子どもたちの将来の可能性は無限に広がります。このサイクルの入り口が、様々な価値観を持つ大人や地域が誇るシゴトとの「出会い」だと考えています。子どもたちが興味を持って学ぶことで、関わる大人も嬉しくなってもっと関わりたくなります。ここに持続可能なまちづくりにつながる好循環が生まれていきます。私が主にお手伝いさせていただいている分野は、職場体験やインターンシップ等を通じて、子どもたちの学校での学びを社会と繋ぎ、出会いをお手伝いすること。今後も、井原市が誇る魅力的な大人たちの価値観(=ライフ)や様々なシゴト(=ワーク)を、子どもたちに分かりやすく伝え、子どもたち一人ひとりの「出会い」を特別なものにできるよう、精一杯サポートさせていただきます。
井原の子ども(若者)&大人たちにメッセージ
井原市のひとづくり事業に関わって3年。井原市の強みは、ひとの温かさと横のつながりだと感じます。特に地域や事業所の方々は、忙しい中にも関わらず、子どもたちに何を伝えるべきかを考え、真剣に向き合ってくださっています。事業に関わる大人が真摯に向き合うからこそ、子どもたちの学びの成果も上がり、国や県からも評価されているのだと思います。今後は活動の幅を広げ、地域全体で子どもたちを育むネットワークを、より盤石なものにしていくことが求められます。そのためにも、事業に関わる一人ひとりが小さな成功体験を積み上げ、地道に伝えていくことが重要と思います。もう一つの強みである、横のつながりを生かし、身の回りにいる様々な方へ活動の成果や子どもたちの成長を伝えていきましょう。私自身も微力ながら、そのお手伝いができれば嬉しく思います。今後とも、よろしくお願いいたします。
プロフィール・略歴
「学校と社会を学びでつなぐ黒子役」
1984年香川県(うどん県)生まれ 2男1女の父 趣味はサッカー。 香川で高校までを過ごし、浪人生活を経て大学進学を機に岡山へ。「ボールを遠くに蹴るにはどうすればよいか?」をテーマに大学3年時から大学院までの4年間を研究に費やし、「子どもを支える仕事がしたい」との想いから現在の菅公学生服株式会社に入社。学生服の企画開発、研究調査業務に携わった後、2013年に社内有志の新規事業立案プロジェクトに参加。教育ソリューション事業の立ち上げに関わり、現在に至る。学校と社会を学びでつなぐ黒子役として、学校の先生、子どもたち、地域・企業・行政など様々な分野の方々とともに活動している。
<岡山県内での主な活動実績>
井原ひとづくり実行委員会 ひとづくりアドバイザー(2020~現在)
ワーク&ライフ職場体験プロジェクト 運営事務局(2020~現在)
いばら就職支援事業(高校生向けインターンシップ等)運営事務局(2020~現在)
岡山県中堅教諭等資質向上研修「異業種から学ぶ人材育成」外部講師(2021) 他