これからの「ひとづくり」におけるポイント
持続可能な「まち」とは、稼ぐ力のある「まち」です。100年続くふるさとを実現するためには、ふるさとで稼ぐ人が増える仕組みが必要です。その仕組みを次世代育成に組み込むことで、持続可能な「まち」になる土台ができます。国や県などへの財源依存や、意志決定の老いた政治に依存する「まち」に持続可能な未来はありません。稼ぐ力を高めようとする「まち」には、依存ではなく協働があちこちで起こります。協働があちこちで起こす人を「まち」で増やすためには、「個性・才能・主体性」を育む教育が必要です。個別最適化された探究学習で個を育み、育まれた個と個が協働するプロジェクトで、個はさらに磨かれます。株式会社ジブンノオトでは、持続可能な「まち」をつくるための、小さくて大きな一歩として、自分の技で稼ぐ「起業育 ™」を提唱し、学習プログラムを開発し続けています。地域、世代、時代を超えて、今日もひとづくりへ!
井原の子ども(若者)&大人たちにメッセージ
井原市の強みは、歴史、文化、政治などで名を残した偉人の多さではないでしょうか。井原歴史人物伝の動画はわかりやすく学ぶことができます。ひとづくり事業に力を入れる井原市の根源になっていると思います。ですが、井原歴史人物伝の動画の視聴回数は、数回や数十回と少ないのが課題だと思いました。YouTubeチャンネル「いばら歴史館」の有効活用も、ひとづくり事業の領域だと思いました。偉人と井原市出身の有名人をつなぎ、井原市の認知度を高める施策になればと思います。
プロフィール・略歴
株式会社ジブンノオト 代表取締役 / キャリア教育デザイナー / 中小企業庁「起業家教育 協力起業家」/ CARPE DIEM株式会社(カノア教育舎)取締役 / 一般社団法人周防大島観光協会 理事
<100年続くふるさとをつくる>
1978年山口県東和町(現・周防大島町)に生まれ育つ。広島県の崇徳高校に進学。大阪芸術大学で定住リゾートを研究し、大阪の建設コンサルティングに就職。その後、東京のウェブコンサルティング会社を経て、2004年に周防大島にUターン。05年にフリーペーパーを創刊。08~12年、国立大島商船高等専門学校で起業家養成塾「島スクエア」(文部科学省補助事業)を創設し運営。13年に株式会社ジブンノオトを設立し代表取締役。キャリア教育デザイナーとして講演や講師、総合的な学習の時間や、探究修学旅行のコンサルティングなどを仕事とする。4児の父。周防大島観光協会の理事、中小企業庁「起業家教育 協力起業家」も務めている。